三島地区の談合状況と比較
5三島地区の談合状況と比較
三島地区のデータは絶望的です。
下のグラフは三島地区の6年間の落札率をグラフ化したものです。
95%以下の4件を除くと、残りの291件については恐ろしいほどの高落札率です。
[ 図1 ]三島地区の6年間の落札率(6年間295件)
下の表は三島地区の6年間の落札率が95%以下の4件です。
[ 図2 ]三島地区の6年間の落札率が95%以下の4件
会社別に落札金額と利益額をグラフ化すると、落札率97.9%という異常な状況下で、落札額と「上乗せ利益」がほぼ比例しているのがよく分かります。上乗せ利益率8%、財源は税金です。
ただしこれは氷山の一角です。これ以外にとんでもない桁外れの物件が2件あります。「新庁舎建設」と「市民文化ホール新築」です。
[ 図3 ]三島地区の会社別落札金額と利益額と落札回数
下のグラフはJV(注1)別の落札金額と利益額をグラフ化したものです。同様に落札額と「上乗せ利益」がほぼ比例しています。
業者としては井原工業が突出して圧倒的で、16工事のうち13工事(土居地区を含む)で共同落札しています。
上記グラフ以外に、入札直前にルールそのものを変更して強行した「新庁舎建設」があります。1件で上乗せ利益4億8756万円(税込)です。
恐ろしい金額です、この1件で川之江地区の6年間の「上乗せ利益」総額を上回ります。
この数字を加えると、下の表が壊れるくらい圧倒的です。この表の高さが 1/4以下になってしまいます。
[ 図4 ]三島地区のJV別落札金額と利益額
下の図のように「新庁舎建設」を加えると、グラフが壊れます。①巨大な上乗せ利益、②入札率99.99%、③1者入札、④直前のルール変更、これを正常なことと認めますか?
市全体のJV(注1)を比較したグラフです。JVが入札を歪めています。
[ 図5 ]JV比較(圧倒的利益の新庁舎)
(注1)JVとは、大規模な建設工事事業において複数の企業などが協力して事業を請け負う形態のこと、及びそのような組織のことです。
ジョイントベンチャー(joint venture)の略語です。