空調設備設置工事

9空調設備工事

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下の表は学校空調設備設置工事(建築・機械)全25回を表したものです。
学校名と工事業者名を見比べると、学校のある近くの業者が選ばれていることがわかります。
これが「競争」の結果でしょうか?
また、最低落札価格が予定価格の70%に設定されています。予定価格と最低制限価格の開きが大きすぎます。(普通は10〜15%前後です。)
これは市の予定価格の設定が高すぎることを意味していないでしょうか?
そして不自然な高落札率で落札された結果、この件だけで1億数千万円の「上乗せ利益」(財源は税金です)が発生しました。

学校空調設備設置工事(建築・機械)全25回
[ 表1 ]学校空調設備設置工事(建築・機械)全25回

四国中央市の学校空調設備設置工事

市の設定する予定価格や最低制限価格は元々疑問が多いのですが、この25件の空調工事はとびきり異常です。
価格設定がおかしい上に、予定価格を上回る考えられない入札が続出し、明らかに業者が悪乗りしているように見えます。入札制度そのものが壊れているように見えます。
「談合監視システム」を使い、皆さん自身でこの事をチェックしてください。なぜこんなおかしな事になるのか?どうすれば入札システムが正常に機能するか?を考えてください。「当サイトについて」でも書きましたが、市民が参加したプロジェクトチームを作って、新しい公正・公平な「新入札システム」を再構築する必要があります。

下の表は新電設備工業㈱が電気工事業者として指名入札した13回の入札を表示したものです。すべて最低制限価格を下回っています。

新電設備工業㈱の入札率(電気工事)
[ 表2 ]新電設備工業㈱の入札率(電気工事)
※ 新電設備工業㈱は建築業者としても、電気工事業者としても、多数参加

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